浄土真宗本願寺派 浄善寺    住所:新潟県上越市柿崎区柿崎6389 お問い合わせ:☎025-536-2503 交通アクセス:車利用/北陸道柿崎ICより車で3分        電車利用/JR柿崎駅より徒歩7分        バス利用/柿崎高速バス停より徒歩10分        HPアドレス:http://kakizaki-jyouzenji.jp
 寺伝によりますと、親鸞聖人が当地柿崎にたどり着かれたのは冬の夕暮れでした。 目の前にあった一軒の家に宿を求められます。しかし、その家の夫婦は邪見の者で、 なんと断わってしまわれます。聖人は夫婦に、この出遇いも仏縁である事を話され、軒下にて雪を褥に石を枕にされお体を休められます。そして寒さの中にありながらも、聖人は阿弥陀様のご恩を感じお念仏を称えられます。
 すると、そのお声を聞いていた夫婦は我が身をかえりみて、聖人を中に招き 教えをいただかれます。聖人から阿弥陀様のお救いを聞いた夫婦は、お念仏を 喜ぶ身へと転じていかれます。聖人は、夫婦も阿弥陀如来のお導きに出遇われ たことを慶ばれ、「柿崎に渋々宿をかりけるに主の心 熟柿(じゅくし)なりけり」 と詠まれたといいます。翌朝、聖人は旅立たれます。当山の『渋々宿伝絵』 には、夫婦は川岸まで見送り、賜った御名号を両手で敬いながら、別れを惜しむ 姿が描かれております。
 その後、時を経て夫婦の家は僧庵となり、仏教を学ぶ道場へと発展し、『川越十字名号』『渋々宿伝絵』『御枕石』が安置される ようになります。僧庵は戦後まで代々尼僧が居住し、「御旧跡三季講」という組織とともにお守りされ、多くの方々がお参りになら れました。現在は「親鸞聖人御旧跡」の石碑と門信徒寄贈の玉垣、昭和三十二年「本願寺第二十三代宗主勝如上人御巡教」を記念に 寄贈されました銅像(廣瀬精一氏寄贈)が建立されるに至ります。